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好評を頂いておりますうからご膳が開催されました。
踏まれても 自分の命を自然にまかせ
季節にめざめて生きる野草
命が萌えてうまれます (主宰 岩倉さんの詩)
『萌』と題された今回のおしながきは以下の通りでした。
・桃の食前シロップ ・ごもくずし
・お吸いもん ・萌あげ
・かしわ煮付 ・くこ入りふくさ卵
・れいこさんの桜もち
↑今回の萌あげの食材
左から、ボタンボウフウ、スギナ、
たらの芽、くこ
・『桃の食前シロップ』・・・桃をコンポートの要領で煮詰めて取り出したシロップでした。桃の色が鮮やかで、香りもやさしかったです。
・『ごもくずし』・・・鹿児島では桃の節句を旧暦で4月にお祝いをします。ちらし寿司で、一足早いひな祭りのご馳走といったところでしょうか。地元で作られたかまぼこを贅沢に使ってありました。
・『お吸いもん』・・・ごもくずしに続き、ひな祭りといったらはまぐりのお吸い物ですね。南大隅町は、質の良いはまぐりの養殖で評価が高いです。今回ももちろん、南大隅町の美味しいはまぐりを使い、上品な味のお吸い物にしてありました。
・『萌あげ』・・・うからご膳には欠かせない野草の天ぷら。今回は、スギナ、たらの芽、くこ、ボタンボウフウなどが食材となりました。冬を耐え、春に芽吹く植物の生命力なのか、この季節の野草は、薬効に長けているものばかり。今回使用した食材も、抗酸化力があったり、自然治癒力を高めるものでした。
・『かしわ煮付』・・・鶏肉をゴボウや人参、干し大根などと煮付けてありました。食物繊維の多い根菜を、たくさん食べられるように工夫し、味噌味に煮込んでありました。味も染みて、ご飯が進む「おふくろの味」でした。
・『くこ入りふくさ卵』・・・鹿児島の郷土料理のこが焼きのような卵料理で、食感ははんぺんと卵焼きの中間といったところでしょうか。くこやグリンピース、きくらげなどを混ぜた、食べやすい味の一品でした。
・『れいこさんの桜もち』・・・皆さんご存知の桜もちですが、うからご膳スタッフがひとつひとつ丁寧に作ったご膳の〆のデザートで、特に女性の皆さんには大変喜ばれていました。
今回も、多くの皆さんが足を運んでくださいました。
ありがとうございました。
咲き始めた桜、満開の桜、はらはらと舞い散る桜が迎えたサロン館での季節感あふれるお昼のご膳に、皆さん心もお腹も満足そうでした。
薬効についても、スタッフより、また配布された資料で説明があり、身近な山野草の意外な栄養や効能に、皆さんとても興味津々でした。
うからご膳スタッフの皆さんも、お疲れ様でした。平成20年度も充実したうからご膳。調理も設営も、素晴らしかったです。ありがとうございました。
今回のおしながきは以下の通りでした。
・カリンの食前シロップ ・祝(ゆえん)めし
・吸(す)もん ・揚げもん
・ででなます ・おしようけ
・よせもん ・あわんなっと
・『カリンの食前シロップ』・・・喉の痛みなどに効能があるカリンを漬けて、シロップにしていました。
・『祝めし』・・・金時豆を甘く煮て、もち米と一緒にせいろで蒸したおこわでした。白い米と金時豆の色が紅白のようでもあり、お正月らしいご飯でした。
・『吸もん』・・・こちらの地方では、お正月によく召し上がるお吸い物をうからご膳らしくアレンジしてありました。山ミツバや野草のギシギシの新芽などが入っていて、具だくさんのお吸い物でした。
・『揚げもん』・・・今回の野揚げは、菜の花、椿の花、野カンゾウの新芽、れんげの若葉、人参の葉と小エビのかき揚げでした。椿は色鮮やか、菜の花も春らしい黄色で、皿の上を飾ってくれました。春がすぐそこまで来ていることを実感しました。
・『ででなます』・・・「でで」とは、柑橘類のだいだいのことです。中でも地元特産の辺塚だいだいを絞って、酢と一緒に酸味に使ってありました。大根と柿の色のコントラストも紅白に見えて、これもまためでたい料理でした。
・『おしようけ』・・・大根や人参、冬に採れる筍の寒竹などの煮物と、魚のすり身から作った、「かまぼこ」「こがやき」「さつまあげ」が一つのお皿に盛ってある大変豪華な料理でした。
・『よせもん』・・・栗の渋皮煮と風邪予防に大変効能のあるキンカンの甘露煮がデザートとして出されました。女性のお客さんが多かったので、小さなお口でも食べやすそうでした。
・『あわんなっと』・・・穀物の粟を黒砂糖と一緒に炊いたおしるこのような鹿児島の郷土料理です。今回は、生姜を利かせてあり、甘いだけでなく、喉にもやさしい〆の料理となりました。
ご膳に足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。小さなお子さんから最高齢はなんと95歳の女性。食事のあと、皆さんに詩吟を披露してくださいました。高い声、その声量には皆さん驚きでした。ありがとうございました。
梅が咲き、桜の花芽も吹き出してきました。南大隅町の春は、もうすぐです。
それまで、体調に留意してくださいね。
今回は、『正月』を祝う郷土ならではの献立となります。
また、生け花など、会場を飾ってくれる演出も、正月にちなんだめでたいものとなるでしょう。そちらも楽しみになさってください。
うからご膳スタッフも、寒い中ではありますが、張り切っております。
皆様のご参加を、お待ち申し上げております。
日時:平成21年1月29日(木) 12:00~14:00頃
場所:生き活きサロン根占館1階 第一サロン室
参加費:700円(当日、会場にてお支払いください)
平成21年1月26日(月)までに、サロン館(℡0994-28-1700)にお申し込みください。定員が30名となっております。先着順となりますので、お早めの申し込みをお願い申し上げます。
★現在は南大隅町民を対象としております。あらかじめご了承ください。
足元が悪い中ではありましたが、30名の方たちが足を運んでくださいました。
当初、『月見』というタイトルの予定でしたが、ご膳スタッフの話し合いにより、『ながつき』と変え、秋本番を迎えたことを感じさせる献立となりました。
今回のお品書きは以下の通りでした。
・しそシロップ ・こがねめし
・さつまきんぴら ・つがのえびあんかけ
・道草揚げ ・へい魚のくろざと煮
・月見だご
『しそシロップ』・・・赤シソを煮詰め、その独特な鮮やかな色を引き出したシロップでした。
『こがねめし』・・・地元で収穫された新米に粟(あわ)を混ぜ、さらに拾いたての栗を入れて炊きあげたものでした。真っ白な新米が、粟の黄色、栗の黄色を引き立てて、こがね(黄金)めしという名前そのものでした。
『さつまきんぴら』・・・普段なら食べることなどない、さつまいものツルをきんぴらごぼうのように甘辛く煮付けたものでした。さつまいものツルは多の緑黄色野菜に劣らぬ栄養価の持ち主です!炒めることで、その栄養価をさらに引き出してありました。クセやアクは全く感じませんでした。
『つがのえびあんかけ』・・・”つが”って何だと思いますか?鹿児島弁で冬瓜のことです。透き通るように茹でた冬瓜に、干しエビで出汁をとったあんをかけてありました。
『道草揚げ』・・・今回は、くずの花、しその穂、みょうが、緑竹、バジルを天ぷらにしてありました。特に、かき揚げにしてあったくずの花の紫がとてもキレイでした。くずの花は、二日酔いの予防や緩和に効果があるとか・・・
『へい魚のくろざと煮』・・・「へい魚(うお)」とは、今が旬のバショウカジキのことです。その身は、お刺身として大変美味しいのですが、今回は、アラの部分を使い、といもがら(ハスイモの茎)や干し大根と一緒に、味噌で煮込んでありました。さらには、コンニャク芋から作った手作りのこんにゃくも入れてありました。煮込む際に、黒砂糖をたっぷりと入れて、甘さだけでなくコクのある味付けにしてありました。
★手作りこんにゃくが、たくさん出来て、くろざと煮では使い切れず、急遽、この手作りこんにゃくにふき味噌をかけた小鉢が用意されました。こんにゃくの味がよくわかり、とても好評でしたよ。
『月見だご』・・・もち米の粉から練って作った白玉に、2色のさつまいもの餡とゴマを乗せた色鮮やかな3色の月見団子でした。さつまいもの持つ甘みを生かし、手作り感を感じるものでした。
今回のご膳は、実りの秋を十分に感じるご膳となりました。栗やさつまいもに代表される秋の食材をふんだんに使った料理で、参加された皆さんの心もお腹も満足させてくれました。
次回は、晩秋の11月の予定です。どんなご膳になるでしょうね。今からとても楽しみです。
皆様よりご好評頂いております『うからご膳』が下記において開催されます。
今回は『月見』と題してのご膳となっております
実りの秋を迎え、特に山里の恵みで季節感を味わうものとなるでしょう
ご膳スタッフも今から張り切っております。
皆様のご参加を、お待ち申し上げております。
日時:平成20年9月26日(金) 12:00~14:00頃
場所:生き活きサロン根占館1階 第一サロン室
参加費:700円(当日、会場にてお支払いください)
平成20年9月24日(水)までに、サロン館(℡0994-28-1700)にお申し込みください。定員が30名となっております。先着順となりますので、お早めのお申し込みをお願い申し上げます。
※現在は南大隅町民を対象としております。あらかじめご了承ください。
今回のご膳は『七夕』と題し、季節感にあふれるものとなりました。
会場も七夕飾りで装飾され、笹の緑や色紙で綴られた飾りが、酷暑の中ご参加くださった方々の心を涼やかにしてくれました。
今回のお品書きは以下の通りでした
☆山桃の食前シロップ ☆うめんこめし
☆よせもの三品 ☆岬ところてんの和えもん
☆夏もの揚げ ☆だごんすい
☆山桃入りゼリー
まず、『食前シロップ』は、赤紫が鮮やかな山桃のシロップを山桃の実と一緒に・・・ほどよい酸味でした。
『うめんこめし』は、自家製の梅干しを細かく刻んで、炊きたてのご飯に混ぜたものでした。こちらの酸味もほどよく、また、クエン酸の働きで夏バテ気味の身体を癒してくれるものでした。
『よせもの三品』は、「里芋の田楽」「ゴーヤの蒲焼き」「きびなごの生姜煮」の三品が、品良く一つの皿に盛り合わせてありました。どれも、甘辛く味付けされて、食欲をそそるものでした。ゴーヤの蒲焼きは、苦みが苦手な方でも美味しく召し上がれそうでしたよ。
『岬ところてんの和えもん』は、今回のお品書きの中で、一番手間暇がかかったのではないかと思います。地元・南大隅町の佐多で取れたテングサを使用して、まずはところてんを作り、スベリヒユという野草を湯通ししたものや地元の落花生を丁寧に炒ったものなどと一緒に白和えにしてありました。
『夏もの揚げ』は、なす・かぼちゃ・へちま・野ユリの花の天ぷらと、魚のすり身を大葉に乗せて揚げたものでした。野ユリの花は、鮮やかなオレンジ色。衣がさくさくとして、抵抗なく美味しく食べられましたよ。
『だごんすい』とは、団子汁のこと。でも、普通の団子汁ではありません。さつまいものデンプンを練ったものが団子になっていました。昔はよく召し上がっていたそうですよ。葛のように透明感があって、見た目も涼やか・・・それに、青物の魚のすり身を団子にしたものも入っていました。サイコロ状の冬瓜も見た目だけでなく、身体の熱も冷ましてくれました。そして、山手に自生するツユクサの葉を湯通ししたものが飾ってありました。上品なお出汁で、美味しかったですよ。
『山桃のゼリー』は、透明なゼリーの真ん中に色鮮やかな山桃の実が入っていました。見た目も涼しくてキレイで、ご膳の締めを飾ってくれました。
今回は身近で目にする食材が多かったように感じます。それを創意工夫し、清涼感を味わいながら疲労回復を図ってくれるものでした。うからご膳スタッフの愛情が感じられました。
大変暑い中、ご膳に足を運んで頂いた方々にも、改めて感謝申し上げます。
次回は、どんなご膳になるのでしょうね~。皆様のご参加を心待ちにしております。
恒例となっております「うからご膳」が、下記のとおり開催されます。
今回は、『七夕』と題しまして、地元の山の幸・海の幸を食材とした
手作り料理となっております。
うからご膳スタッフのアイディアにあふれたご膳となることでしょう。
日時:平成20年7月29日(火) 12:00~14:00頃
場所:生き活きサロン根占館1階 第一サロン室
参加費:700円(当日、会場でお支払いください)
平成20年7月24日(木)までに、サロン館(電話0994-28-1700)まで、お申し込みください。
なお、定員が30名となっておりますので、お早めの申し込みをお願い申し上げます。
※現在は、南大隅町民を対象としております。あらかじめご了承ください。
7月末に『七夕』というタイトルでは遅すぎるとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、
鹿児島では、1ヶ月遅れの8月7日に七夕の催しをすることが一般的なんですよ~★彡★彡
5月28日、好例のうからご膳が開催されました。
「皐月」と題した今回のご膳のお品書きは以下の通りです。
・桃の食前シロップ ・たけんこめし
・わらびどーふ ・南隅肉じゃがっこ
・元気スープ ・ずんだ餅
・野揚げ(桑の葉、柿の若葉、ハンダマ、きびなごの大葉巻き、
ユキノシタ、こさんだけ、春菊の花)
今回も初めて食すものや、幼い頃おばあちゃんちで食べていたようなものがたくさんありました。
まず始めに、食前シロップから・・桃の風味が爽やかなサワードリンクです。
たけんこめし、これは標準語でいうところの「筍ご飯」です☆今回使用した筍はこさんだけという細い筍でした。 地鶏からしみ出たお出汁が効いて、食欲をそそり、何杯でもいけそうでした!
そして野揚げの中で、私が初めて食べたものが春菊の花!キレイに咲いている花を天ぷらで初めて食べました。お味は・・・意外に、ふだん食する春菊(菊菜)と同じでした。
それから、桑の葉や柿の若葉!特にビタミンCがレモンの約30倍も含まれているようで、お肌のためにどん どん食べなきゃって感じです☆★
他にも、元気モリモリになりそうな野菜の 元気スープ、お子様でもおいしくいただけそうな わらびどーふ。
そら豆のあんを使用したずんだ餅は、豆の緑色が鮮やかで、甘くてとってもおいしかったです~♪
ちょっと甘めの 肉じゃが は、懐かしいおばあちゃんの味。鹿児島ブランドにもなっている、地元産のじゃがいもが、ゴロゴロたーくさん入っていました。
使用されている食材は、自然の恵みを大切にし、栄養や薬効に長けているものばかりです。私たちの毎日の食卓にも、参考にしていきたいものですね。
ぜひ、次回は皆さんも参加してみては・・・♪